どうも、最近は漫画も紙媒体だけでなく、マンガアプリを使うことが多い私(Twitter)です。
皆さんは、どのような考えで株の銘柄を購入されていますか?
自分が応援したい企業、テンバガーを狙いたい、株主優待が欲しいなどなど様々だと思います。
コロナ禍では緊急事態宣言・外出自粛が発令されたこともあり、テイクアウトや宅配の需要が増えるだろうということで、出前館、ウーバーイーツ(米国)等の株価が上昇しましたよね。
漫画の話になりますが、私は数年前くらいから新しく出た漫画を買うことが減ってきました。
ネットで購入して読んだり、マンガアプリで無料の作品を読むことが増えてきたように感じます。
U-NEXT 等で映画・ドラマだけでなく、漫画にも利用できるポイントが毎月貰えるのでそれを利用し、読みたい漫画を見ています。
今回ご紹介する銘柄は、そのような「マンガアプリ」を扱っているand factory(7035)(アンドファクトリー)という企業になります。
私は少しですが株を保有しております。
今後の企業の発展や他にどのような事業を展開しているか、実力や成長性は期待できるのか分析してみたいと思います。
and factory(7035) の事業概要について
and factoryは構成する2つの軸、APP事業とIoT事業の2つを展開しています。
アプリ事業(APP)
アプリ事業においては、50以上のアプリを開発・運用してきた実績があるとのことです。
その中でも出版社と協業し、マンガアプリの開発をおこなっていることが一番の主力ではないかと思います。
皆さんもこれらのアプリは聞いたことがある、または使ったことがあるのではないでしょうか?
◆マンガアプリの開発一覧◆
・マンガUP!(株式会社スクウェア・エニックス)
・マンガ Park(株式会社白泉社)
・マンガ Mee(株式会社集英社)
・コミック every(株式会社ビーグリー)
・サンデーうぇぶり(株式会社小学館)
・マンガ TOP(株式会社日本文芸社)
・ヤンジャン!(株式会社集英社)
・めちゃコミックの毎日連載マンガアプリ(株式会社アムタス)
マンガTOPだけ知りませんでしたが、その他のアプリは全てインストールしていました、、笑
特にマンガUPに関しては、今でも利用しているくらいです。
これらのマンガアプリ全てにand factory(7035)が携わっているということは、マンガアプリ業界ではナンバーワンと言っても過言ではないと思います。
他にもゲーム攻略アプリや電話相談できる占いアプリなどもやっているみたいです。
IoT事業
IoT事業においては、 &AND HOSTELというホステルを展開しているみたいです。
IoTデバイスを集結させたということで、若者にとっては利用しやすいイメージですし、近未来的な施設なことは想像できますが、コロナ柯に一番ダメージがありそうですね。。
他のIoT事業としては、 宿泊施設の予約や顧客情報を一元管理できるシステム「innto」と 客室設置型エンターテイメント配信端末「tabii」 を展開しているみたいです。
このシステムがどのくらい画期的なのか、同業他社にもありそうなシステムな気もしますが、自社でもホステル等をおこない、活用していると思いますし、サブスクとしてストックビジネスになりうる面白い事業です。
客室設置型エンターテイメント配信端末「tabii」についても、今の時代、非対面が通常化してきていることもあり、これから更に需要のあるシステムのように感じます。
部屋の中で、ほとんど調べたいこと、知りたいことが解決するのは楽ですね。
また、企業側も人件費の大きな削減となり、固定費削減が大きな利益改善に繋がるので需要はどんどん拡大していきそうですね。
これらが、and factoryのメインの事業内容となります。
けっこう、幅広く、マンガアプリだけでなく、宿泊施設関連のシステム、施設自体の運営等もやられており面白い事業だなと感じています。
業績(売上高、営業利益、経常利益、純利益など)
業績はどのようになっているか見てみましょう。
売上高に関しては、コロナの影響でしょうが、それ以前は右肩上がりの成長をしていますね。
2019年なんか前期の倍の売上高になっていますね。。
営業利益、純利益も売上高に比例して、右肩上がりの成長をしています。
ただ、2020年度はコロナの影響で赤字転落の予想になっているみたいです。
この状況下なので仕方ない部分ではあるでしょうが、徐々に取り戻していってほしいところです。
配当金と株主優待(and factory プレミアム優待クラブ)について
配当はありませんが、株主優待はあります。(プレミアム優待クラブ)
しかし、2020年の4月14日に株主優待を改悪しており、株価が下がった要因の一つにもなっていると考えます。
これは私みたいな100株ホルダーからは評判悪くなりますよ。。
長期優遇制度かつ多くの株数を持っている株主に対しては反対に向上した結果となっています。
つまり、100株しか保有しない株主には優遇しないよ!ということですね。
and factory(7035)の今後の事業・業績予測について
マンガアプリ事業、ホステル事業「&AND HOSTEL」、宿泊施設の予約一元管理システム「innto」と 客室設置型エンターテイメント配信端末「tabii」がどのようになっていくかですね。
直近の2020年度の売上高は、「&AND HOSTEL」や 「tabii」 はコロナ柯の先行き不透明が続くことから収益をほぼゼロで見込んでいるとのことです。
Gotoキャンペーンとかで外出もじわじわと戻りつつありますし、一過性のものであり、一生売り上げが低迷するわけではないことが安心材料の一つですね。
営業利益もマイナス予想ですが、積極的な新規アプリへの先行投資ですのであまり悲観的になる必要は無さそうです。
マンガアプリ事業の今後について
今でもNo.1なのは間違いないですが、同業他社もそれなりにあるみたいですね。
確かに、マンガBANGとかサイコミとかマンガワン、LINEマンガとかもありますもんね。
一つ感じるのは、マンガアプリが本当に多すぎることです。
もう少し集約して完全No.1アプリを目指すべきと個人的には思いますが、出版社もそれぞれでおこなっているのでなかなか難しい部分なんでしょうね。
漫画村とかも一時期流行ったので、違法のない健全なマンガアプリが浸透してほしいですね。
マンガアプリのユーザー数は堅調に伸び続けていますね。
広告・課金も伸びているので、マンガアプリ離れが起きない限りは、安心した事業となるでしょうね。
広告は海外メディエーションの導入で減少傾向が何とか下げ止まりな感じみたいです。
課金は増加傾向ですね。私は無課金ではありますが、アプリ等を落とし、ポイントを貰って漫画を追加で見たりしているので、企業側から見たら課金と同様ですから課金ARPUが伸びているのは分かります。
IoT事業の今後について
IoT事業は、マンガアプリ事業よりやはり影響が大きいですね。
「&AND HOSTEL」は企画開発案件の遅延と中止。
客室設置型エンターテイメント配信端末「tabii」は新規獲得が進まずに、営業利益が赤字で着地とあまりよくない状況のようです。
「tabii」 はだんだん回復基調にあるのがプラス評価ですね。
「innto」も解約数が増加していますが、中長期的な目線で見れば、また回復していくだろうとみています。
ホステル事業もすぐには回復は出来ないでしょうが、新たな検討は必要な事業になっていくでしょうね。どのように見直されていくのか注目する点だと思います。
やはりコロナ禍におけるホステルの運営が一番難しいと思います。
今の新時代に合わせた取り組みに寄せていく方針のようです。
テレワークとしてのスペース提供や長期宿泊者用などなかなか今の時代にマッチしており問題ないかなと感じています。
and factory(7035) は買いなのか。
マンガアプリの事業は今のところ、不祥事等は聞いたことがありません。
あった場合は、リスクになりえますがあまりそのような心配は今のところはしていません。
広告・課金でマンガアプリは成り立っているのでそこが崩れない限りは安定して収益は増え続けていくと思います。
それに加えて、IoT事業ですが、向こう1-2年で一気は伸びない気がします。。
もっと5年以上の中長期的な目線で見れば、and factory(7035) は売上高ももっともっと成長するでしょうし、それに伴い株価も上昇するのではないかと考えています。
株主優待もありますし、数百株購入して寝かせてみるのは有りじゃないでしょうか。
また、SBIネオモバイル証券やLINE証券みたいな1株購入でとりあえず持ってみるのもありかと思います。
それでは!