どうも、ラーメン大好きで痛風気味な私(@kabkab_com)です(笑)
今回は、力の源ホールディングス (3561)を紹介したいと思います。
「ちからのもと」と読むみたいです。
力の源ホールディングスは、博多ラーメンの「一風堂」を経営している企業になります。
博多ラーメンチェーン店と言えば、「一風堂」か「一蘭」のどちらかくらいな知名度を持つ企業ですよね。
ラーメンってみなさん大好きな人が多いと思います。特に男性。わたしもあほみたいにラーメンを食べているので、病気が心配でスープを飲み干すのを最近になって控えるようになってきました(笑)
そんなことは置いといて、今回はラーメンチェーン店の一風堂の銘柄分析を行いたいと思います。
私も現時点で、300株保有しています。
さて、どうなることやら。さぁ見ていきましょう。
事業概要について
力の源ホールディングス(3561)は、博多ラーメン「一風堂」を展開する企業になります。
ラーメンは、「白丸」、「赤丸」を主力商品として販売しています。
地味にラーメンもおいしいですが、卓上にある「ホットもやし(もやしナムル)」、高菜がいいですよね。
あれだけ、始めにバクバク食べてしまったり、ラーメンに入れても美味しいですし。
変化も大事ですが、こういったところはいつまでも変えない企業が評価されていくと思います。
企業理念は「変わらないために、変わり続ける」みたいです。
売り上げの何割がラーメン屋事業?
ここまで見るとラーメン屋事業が売り上げの100%と思うでしょうが、力の源は色々とやられています。
まぁ、やっぱり売り上げに占めるほとんどがラーメン店舗です。
国内店舗57.5%、海外店舗31.2%を合わせた88.6%がラーメン屋事業による売り上げになっています。
海外の比率が凄いですね。やはり国内だけでなく、世界にもブランド力を発揮できている点は企業として魅力的ですね。
次に占めるのが、国内商品です。全体の7.6%とこちらも売上約21億円となかなかの規模になります。
内容としては、一風堂ブランド関連商品「おうちでIPPUDOシリーズ」を中心とする商品です。
コンビニエンスストアに売っている一風堂のラーメンも豊富ですよね。
チンして食べられるもラーメンがセブンイレブンで販売されていますよね。
そして、カップ麺やなべから作るものと幅広くありますよね。
他にも、白丸とんこつ豆腐スープや冷凍食品の博多ちゃんぽんなどなど身近に多くの一風堂食品が並んでいます。
おみやげとしても空港にもありますし、ネット販売もしていますし、これらの売り上げも今後まだまだ伸びていくのではないかと思っています。
その他で3.7%(約10億円)です。
内訳としては、創業68年を誇る博多うどんの老舗「因幡うどん」ブランドを展開しています。
確かに福岡と言えば、うどんがありますね。
他にもコンサルティング事業、人材教育事業などノウハウを活かし、手広くやられています。
以上より、ラーメンがほとんどということが分かりますが、ラーメンの中でも「お土産」、「コンビニ食」なども展開されており多角化しているのが見受けられます。
ラーメン屋一本ではないのが、少し安心できるかと思います。
店舗数は?
店舗数は、209年3月期で266店舗を展開しています。
やはり、国内より海外を大きく展開していっていますね。
2025年までに600店舗を実現したいと言っているので、簡単ではないですが、売上は倍増すると期待したいです。
そうすると株価も配当も倍以上になって欲しい。。
業績(売上高、営業利益、経常利益、純利益など)
さて、業績を見てみます。
基本的には売上は、右肩上がりで成長を続けています。
営業利益も売上が伸びているので、同様に増えています。
しかし、売上高営業利益率(%)が3.48%(2019年度)とあまり高くありません。
飲食業は業態的にあまり高くないところが多いので、少し傾くと赤字になりやすい点が心配ですよね。
「かつや」を経営しているアークランドサービス (3085) や「コメダ珈琲」を経営しているコメダホールディングス (3543)は営業利益率が10%以上と優秀な印象です。
ラーメン店で高い営業利益率を誇る企業があるのか気になるところです。
キャッシュフロー推移
営業キャッシュフローは5ヶ年とも黒字ですね。現金も増えています。
2015年は投資CFが多いので、店舗展開を大きくしたことが分かります。
そのため、財務CFも年々金額が減っていますね。
フリーCFがマイナスなのは、営業利益以上に店舗拡大をしているからでしょうね。
2019年度は営業CFが大きいので、ようやくプラスに転じていますね。
まぁ、今後も急速に拡大していくと思いますので、大きな失敗はしないで欲しいです(笑)
これだけで見ると特別、事業を継続できないような大きな懸念点は無いように見受けられます。
株価の推移は?
株価の推移ですが、2017年に新規上場を果たした後は、2700円まで高値を付けておりましたが、
その後失速し、2019年7月から少しずつ上昇し、1000円を超えるところまで来ていましたが、コロナウイルスの影響もあり、現在500円台まで株価を下げているような状況です。
他のラーメン店は?
・博多ラーメンと言えば、思いつくのは2つ。
「一風堂」、「一蘭」ですかね。
・ラーメンチェーン店でくくれば、下記2店ですかね。
日高屋「ハイデイ日高(7611)」
幸楽苑「幸楽苑ホールディングス(7554)」
他にも利用したことあるお店は、下記4店。
横浜家系ラーメン『町田商店』の「ギフト(9279)」※赤黒の看板のところ
北関東に多い「丸千代山岡家(3399)」
丸源ラーメンの「物語コーポレーション(3097)」※焼肉きんぐのが有名かも
九州地盤で筑豊ラーメン『山小屋』『ばさらか』展開の「ワイエスフード(3358)」
土地柄行ったことはありませんが、下記2店も上場しています。
北陸中心(海外:タイやベトナムにも)に展開している「ハチバン(9950)」
東海地方を中心に展開しているラーメン「一刻魁堂」の「JBイレブン (3066)」
これくらいでしょうか。後は「王将」というとても盤石な企業がありますが、今回は省かせていただきます(笑)
ちなみに王将は営業利益率8%以上あり、飲食業では優秀な企業です。
他のラーメン事業の営業利益率は?
上でも述べていましたが、気になったので調べてみました。
物語コーポレーションはどちらかというと焼肉きんぐの方が強いイメージなので、丸源で高い営業利益率を出しているようには思えません。
決算書にも事業別の利益率は載っていなかったので追えませんでした。
ただ、この中では売上利益とも優秀な企業ですね。
そうなると家系ラーメンのギフトはラーメン事業がメインと考えると一番優秀です。
唯一の営業利益率10%越えですね。
力の源と山岡家とハチバンは営業利益率3-4%と悪くもないけど良くもないというような感じでした。
力の源もどの分野でどれくらいの利益率が出せているのでしょうか。
売り上げと利益のセグメント別の数字がありましたので、分かりますね。
2019年度の実績で見たとして、
国内店舗が売上158億円に対して、利益9.1憶円。利益率は、約5.7%。
海外店舗が売上85.7億円に対して、利益6.1憶円。 利益率は、約7.1%。
国内商品販売が2.1憶円に対して、利益0.5憶円。利益率は、約23.8%。
その他が売上10億円に対して、-0.08憶円。
売上は、まだまだですが国内商品がとんでもない利益率ですね!
コンビニの商品は今後拡大していくと思いますし、期待が持てそうです。
また、海外の利益率が高いのも、先の将来を見据えると安心です。日本でラーメンを1500円とかでは販売できないので、その違いは大きいですよね。
まぁ、テナント代とかも高そうですが。。
配当推移
1株当たり利益も27-28円で安定しています。
※連17. 3で13.1円、 連18. 3で27.9円 、 連19. 3で26.3円 、 連20. 3で28.1円 (予)
配当は年々増配傾向にあり、配当性向も30%前後ですのでまだまだ成長力も考えれば、余力はありそうですし、数年後の配当も増加している可能性も大きくあると思われます。
株主優待
配当とは別で株主優待も用意されています。
持ち株数に応じて、飲食割引カードが貰えます。
行くたびに10%以上の値引きがあるのは大きいですね。
1のつく日に行けば20%割引というのも嬉しいものです。
そして、一番欲しい優待券ですが、残念ながら1000株以上でないと貰えないみたいです。
1000株持っていたら年間で6枚貰えるので、2か月に1回は無料で食べに行けますね。
同伴1名まで利用可なのも大きいですね。
ラーメン優待券欲しさに1000株購入するのは意味がないのでとりあえずは買い時であれば考えてみたいですね。
注意点として、他の割引券との併用はできないみたいです。以前は出来て改悪になったみたいです。
私が力の源ホールディングス (3561)を購入した理由
これより、私が購入した理由を考えてみました。
・ラーメン店の中でも海外展開しているため、今後も伸びしろが大きいこと
➡海外の方の日本食に対する関心の高まり
・コンビニにも展開していること(ラーメン屋以外での事業)
・ラーメン屋を経営していくためのコンサル等も展開 (ラーメン屋以外での事業)
・ラーメンがこの世から無くなることは考えにくい。 10年後も変わらずみんなラーメンを食べている。
・ラーメンは基本、早い・うまい・安い(低価格)だと思うが、ブランド力を活かし、それなりの価格帯で販売していること。
・一応株主優待と配当金もある。私はキャピタルゲイン期待ですが(笑)
なんだかんだ、一風堂が好きだからってのも大きな理由の一つです(笑)
最後に
飲食業は同業他社も多いですし、ラーメン業界なんて数えきれないくらいあります。
その中でも、一風堂はラーメン業界の中では確実にリーディングカンパニーだと思います。
一番懸念している点は、創業者の河原成美(かわはら しげみ)さんが創業者で現社長ですが、交代した際にどうなるかですね。
経営陣の交代は意識しておこうと思います。
また、海外情勢等で株価を大きく落としていますが、復活を期待しています。
それでは!